東京散歩、夏編。隅田川から浅草、谷中をぶらり。その1。

・2015年8月7日
・日の出桟橋から浅草、そして谷中まで
・小川義文とTokyo Daysメンバーたち

Tokyo Daysの東京散歩、夏編。
7月に開催した「小川義文監修・花の写真FBグループ展」から1ヶ月。猛暑の厳しい8月6日に、グループ展に参加したメンバーのみなさんと、久しぶりに東京散歩・夏編へ出かけました。
2年前の夏にも一度出かけた隅田川船上散歩コースが人気だったのと、意外とみなさん、水上バスに乗ったことがないというので、前回と同じように日の出桟橋に集合し、水上バスで浅草まで上り、浅草から散歩するというコース。まだ残暑が厳しい一日でしたが、いつも見慣れた東京とは違う風景を見直してみた一日でした。

◎TOKYO CRUISEと水上バス
東京湾から隅田川流域エリアの観光船は、大きな会社が二つ運航しています。
ひとつは東京都観光汽船株式会社が運行している「TOKYO CRUISE(東京クルーズ)」。明治時代から運航している歴史ある観光船で、主に日の出桟橋と浅草の往復ルートが多いクルーズです。
もうひとつは、東京都公園協会が運航している「水上バス」。こちらも隅田川流域とお台場方面などを結んだルートと、日本橋あたりの運河などを巡るツアーなども行っている観光船。
今回はTokyo Daysなので、歴史あるTOKYO CRUISEの船を選択。日の出桟橋に集合して浅草を目指すことにしました。

水上バス乗車券 photo:H.Miyazaki
水上バス乗車券
photo:H.Miyazaki
東京湾。 photo:H.Miyazaki
東京湾。
photo:H.Miyazaki

◎船上から見る東京の風景
日の出桟橋からスタートすると、すぐにレインボーブリッジを見上げる東京湾に出て、いつも見慣れた都心の風景を洋上から眺めることになります。
東京タワーもいつもより小ぶりに見え、そしてこれから向かう隅田川方面にはスカイツリーが大きくそびえています。湾に出た船は針路を隅田川へ向け、川の流れに逆らうように徐々にスピードを増していきます。この日は天気がよく、頭上には気持ちよいスカイブルーの青空が広がります。いつもなら首都高速湾岸線から環状線に合流する浜崎橋JCT付近も、船は渋滞もなく快調に進みます。
まもなくすると、左手に浜離宮恩賜公園、そして築地市場の岸壁が見えてきます。築地はもともと埋立地という意味で、江戸時代、徳川幕府が江戸城を中心に江戸幕府を開き、駿府あたりから連れてきた漁師たちをここに住まわせ、日本橋あたりの魚河岸へ魚を届けていたと言われています。
また幕末から明治維新の頃には、外国からの船が江戸へ来る際にはお台場あたりや築地を上陸ポイントとしていたので、いち早く江戸の開国のきっかけにもなったところです。築地のすぐ北にある象徴的な聖路加タワー附近は、明石町と呼ばれていますが、ここもキリスト教の宣教師たちが教会や病院を作り、外国人居留地として栄えた場所でもあります。今でもどこか異国情緒のある町並みは、当時の影響でしょう。聖路加タワーのすぐ裏にある聖路加国際大学(旧館)には今でも荘厳なパイプオルガンがあり、一日に何度か時刻を告げるオルガンの音を聴くことができます。

勝鬨橋。 photo:H.Miyazaki
勝鬨橋。
photo:H.Miyazaki
築地を過ぎると聖路加タワーが見えてくる。 photo:H.Miyazaki
築地を過ぎると聖路加タワーが見えてくる。
photo:H.Miyazaki

◎橋の意匠もまた面白い
隅田川を楽しむもうひとつのシンボルが橋です。
跳ね上げ橋として有名な勝鬨橋を始め、浅草の吾妻橋までの間に10の大きな橋があります。
写真家の小川さんは中でも清州橋が一番好きだと言います。大きな橋を下から覗くことは普段はないので、橋を裏から覗くのも船旅の大きな醍醐味でもあります。橋の建築様式もたくさんあり、形状や意匠も異なります。もちろん見る時間帯によっても光の作用でまったく異なる印象に見えます。都市の中の巨大な建築物でもある橋。被写体としても面白ですが、写真に収めるのはとても工夫を求められるものです。
東京中心部の交通の大動脈を支えている橋の強さにも感心しながら、関東大震災の時のことや、昭和大空襲などの悲劇のことも思い出されます。

小川さんの好きな清洲橋。 photo:H.Miyazaki
小川さんの好きな清洲橋。
photo:H.Miyazaki
首都高速両国JCT附近。 photo:H.Miyazaki
首都高速両国JCT附近。
photo:H.Miyazaki

◎スカイツリーとトーキョーなう
船が北上するに連れて、東京スカイツリーもどんどん近づいてきます。
首都高速6号線と、フランス人デザイナー、フィリップスタルクがデザインしたアサヒビールの象徴的なシンボルがひとつのフレームに収まって見えるのは、東京ならではのカオスです。おそらく海外からのツーリストのみなさんにとっても、ここはトーキョーとしてフォトジェニックな風景のひとつに数えられるはずです。
そして目を左に向ければ、浅草の町並み。江戸から明治、昭和そして未来的な象徴までが愉しめる、まさのトーキョーなうなスポットですね。

トーキョーなう。 photo:H.Miyazaki
トーキョーなう。
photo:H.Miyazaki

◎浅草の今
平日の船旅には海外からのツーリストが団体でたくさん乗っています。特に近隣アジアからの方が多く、我々東京人よりも圧倒的に多い海外からの方がこの船旅を楽しんでいます。そして吾妻橋で船を降り、浅草雷門辺りに行ってみると、ここでも観音様へのお参りの方よりもツーリストが多く、人力車のお兄さんたちも英語で書かれたサインを片手に英語で呼びかけています。トーキョーと言えば浅草。銀座と同じくらい浅草の人気が高いことが分かります。自撮り棒で雷門を背景に写真を撮る、そんな光景が今の浅草の風景です。

Tokyo Daysのみなさんの見たトーキョーの姿は次のページでご覧いただけます。
Tokyo Daysのみなさん。

日の出桟橋から浅草に上陸したTokyo Days一行の面々。
コンデジ片手に、この後、下町散歩が続きます。みなさんの見たトーキョーの写真も、ご覧ください。こちらから。

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