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世は空前の猫ブームである。
何人か集まれば、必ず猫好きな人がいて、猫の話題が出るとしばらくは猫談義となる。
花の写真FBグループ展の初回からのメンバーで、似顔絵作家であり株式会社アジデザインの社長、川俣フランクさんが、ついにこのブームのタイミングを見計らって、人生初の個展を南青山の青学会館裏のギャラリーで開催。初日の様子をレポートします。

青学会館裏と言えば、かつてアニエス・ベーのブティックのあったエリア。まさにアニエスのあった路地裏、野良猫いや地域猫が好みそうなところにギャラリー アール・ネコがある。
八十匹のネコ達のヒントになったのは、熊谷守一さんの「80匹の猫」の絵本を見たこと。
「これを見て、これだったら自分にも描けるかもしれない。」とその日から一気に80日間、毎日1点づつ描き続けたのが、今回展示されている猫たち。
自分がこの数年の間に各地に見かけ、写真を撮り続けた猫たちを始め、猫好きな友人の猫たちをモデルに独特の画法でイラスト化し、80匹は1枚の大きなパネルにして壁面いっぱいに展示。中でも自身のお気に入りの5点は、シルクスクリーンでていねいに刷り上げ、額装して展示販売。もっとも多い15色刷りというこだわりよう。

そして、猫好きなクリエイターも数名友情出展。初日には猫好きの友人が子猫3匹も一緒にお祝いに駆けつけるという演出もあり、猫好きには居心地のいい展示会となりました。

◎アジと八十匹のネコ達展
9月13日(水)から18日(月)までの6日間。
アジと八十匹のネコ達展