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Tokyo Days、再び。

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小川義文の1冊の写真集。
1989年(平成元年)に発行されたその写真集は「Tokyo Days」というタイトルで、その頃の東京の風景を切り取った写真集だった。当時の東京はまだ経済成長の勢いがあり、あちこちに大型の施設ができたり、次々と高層ビルが建ったり、目覚ましいほどの変化を見せていた。
その頃の会話で、「時代性」、「時代背景」、「空気感」という言葉を誰もが使っていて、そんな東京の姿を見せてくれたのがこの「Tokyo Days」だった。この写真を撮影していたのが、小川義文。ちょうどその頃、1984年に創刊された自動車雑誌「NAVI」のメインフォトグラファーとしても活躍。東京の町の中でまるで生き物のようにイキイキとしたクルマの姿を魅せてくれた。

「クラブ・ド・ユーノス」で3人のユニット結成。
1990年(平成2年)夏、マツダから新しいプレミアムチャンネル、ユーノスというブランドがスタートした。ユーノスを代表するクルマがオープン2シーターのユーノスロードスターだった。「このクルマを美しく撮れるのは小川さんしかいない」と確信していた私は、アートディレクターの笹川さんと一緒に3人でユーノスのユニットを組んだのが我々3人の始まりだった。

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以来、小川さんの書籍の出版や写真集の装丁を笹川さんがデザインを担当し、クルマの業界では大きな足跡を残してきた。
あれから、およそ25年。 経済成長に合わせて東京の姿が大きく変わり始め、ピークアウトともにあちこちに空き地が目立つようにもなり、世界にも稀な都市風景となってっしまっている。 我々世代ももう間もなくいい歳を迎え、我が人生を見つめ直す時期にさしかかろうとしているこのタイミングで、長年過ごして来た、お世話になった、そして好きな東京をもう一度見直してみる。それがTokyo Days Again。折しも2020年、東京オリンピックの開催に向けて、その風景がまた大きく変わろうとしているエキサイティングな都市、東京。そんな思いを胸に、コンデジを片手に、今の東京を歩いてみることから始めよう。

(Tokyo Days 製作委員会、宮崎秀雄)