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2016年12月11日日曜日、ミュゼオ御殿場にて自動車写真家・小川義文による初の自動車写真教室が開催されました。
1980年代、カーグラフィックの二玄社から新しい自動車雑誌「NAVI」が創刊され、そのメインフォトグラファーとして長年活躍し、自動車写真家の第一人者として先頭を走り続け、ポルシェのオフィシャルフォトグラファーとしても長年活躍してきた小川義文。今まで他人に自動車写真の撮影テクニックを教えることなどなかったが、今回、ミュゼオ御殿場という恵まれた環境を得ることで、初の自動車写真教室「自動車Photoクラブ」を開催しました。

この日は気温は低いものの、朝から冬の青空が広がり、屋外の撮影にはほぼベストのコンディションに恵まれました。
午前中は併設されたスタジオで座学。ドーム型のスタジオ内では照明機材を用いて、光の回り方などを実践的に学びました。

イタリアンレストラン「タンタローバ デル ミュゼオ」では、地産地消をコンセプトしたスペシャルランチを堪能。ゆっくり時間をかけたランチタイムを挟んで午後は広い庭園で実写撮影。
用意された被写体となるクルマは、ポルシェ911ターボ・カブリオレ、ポルシェ・ボクスターS、ジャガーFタイプ、マクラーレンの4台。ボディカラーもカラフルな4色の車体が用意され、冬の青空とのコントラストも楽しむことができました。中でもドームスタジオで照明を使ったスタジオライティングは、初めての参加者にとってはあっと驚く照明効果に感嘆の声。プロの仕事でなければなかなかこのような機会に立ち会うこともできないので、参加者のみなさんにとってはとても貴重な一日となったと思います。

また、来年の春頃、暖かくなった頃に第2回目を企画予定ですので、今回参加できなかったみなさんもぜひご参加ください。

午後はいよいよ庭園で実写の撮影です。
ポルシェ2台、ジャガーの3台を別々のロケーションで背景に合わせて光と影を探しながらの撮影時間はあっという間に過ぎていきます。

今日参加いただいたメンバーのみなさん。

天候に恵まれると富士山が大きく見えます。
併設のイタリアレストラン、タンタローバ デルミュゼオでは、地元食材を使用した本格イタリア料理が堪能できます。

で、今日のベストカットはこちらです。

撮影:望月浩彦
料理写真:宮崎秀雄