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自費出版のため、全国の書店の店頭に並ぶということは最初から想定していませんでした。
書店さんには申し訳ないですが、出版社と組まずに書籍を出版するということは、実質的にそういうことになります。それが日本の出版業界の長い間の慣例だからです。

本来、書籍を編集して印刷、発行する出版社と、全国の書店に本を配本する取次店の役割は別のものですが、日本ではここがほぼ同じ仕組みに組み込まれてしまっています。それがいいところは返本ができるということ。それも再販制度という制度が日本にはあって、返品されて古くなった本でも定価で販売できるということが約束されています。
本来自由競争の日本ですから、小売店になる本屋さんが販売価格を決めてもいいわけです。小売店が販売価格を決められず、メーカーが販売価格を拘束すると、独占禁止法によって自由競争が妨げられたとして独禁法違反になりますが、書籍の場合は逆なんですね。

でも、直販と言って、我々が直接本屋さんに売り込んで置いていただくことはできます。代官山蔦屋書店などはこの手法で置かせていただきます。しかし、残念ながら日本全国に本屋さんにこの手法ではお願いすることもできないので、ホームページでの直接販売とAmazonに頼るしかありません。
そこでまずはAmazonに登録申請。
これが意外にも順調に登録はできました。
でも大変なのが、納品の作業と月次の締め、請求書の発行の事務手続き。
なるほど、こうやってAmazonは在庫を少なくし、送料は出品者に負担させているのか、そんなからくりも見えてきました。その辺の裏事情はまたおいおい。

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Amazonを開いて、「小川義文写真集MOMENT OF TRUTH」で検索してみてください。
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