夏の軽井沢、森の音楽祭。
2016年8月12日(金曜日)〜15日(月曜日)、森の中で本物の音楽に触れる夏の音楽祭が開催され、その初日、TokyoDaysが主催する「小川義文監修・花の写真FBグループ展」に参加したメンバーが出演。音楽と写真によるステージをお届けしました。出演メンバーは、
・小川義文(写真家・TokyoDays)
・宮野寛子さん(ピアノ・作曲)
・コモブチ キイチロウさん(ベース)
・中川京子さん(ソプラノ)
・高山信彦さん(総合プロデューサー)
ベースのコモブチさんを除いたみなさんは、今年の夏、表参道のプロモ・アルテギャラリーで開催した「小川義文監修・花の写真FBグループ展」に出展したメンバー。
ピアニストの宮野さんとソプラノ歌手の中川さん。このお二人の音楽と小川義文の撮り下ろし写真を組み合わせたステージ構成は、もちろん初めての試み。「森の音風景~ピアニストと写真家による調和の世界~」と題されたステージのために、1ヶ月ほど前に軽井沢を訪れて森や川の風景を撮影し、宮野さんは自らを自然の中に置くことによって曲のイメージを生み出し、3つのオリジナル曲を書き下ろしました。
「Water Flow(水流)」、「Forest(森)」、「Feel Colors(花)」。この3つのオリジナル曲を中心に全11曲で構成。しかし、事前の打合せの時間もなかなかとれず、もちろん全員揃ってのリハーサルもなく、コモブチさんは当日の朝金沢から軽井沢へ移動し、2時間のリハーサルだけのぶっつけ本番のステージ。それにもかかわらず、これだけの完成度はさすがにプロの仕事。100インチの大型スクリーンに投影した小川義文の写真が宮野さんのピアノとコモブチさんのベースのメロディに乗って、まるで映画を観ているような、そしてやさしく自然に包まれるような気持ちにさせてくれます。
古い木造のハーモニーハウスはウッドベースの響きも気持よく調和し、窓の外には濃い緑の森が見え、蝉の声や鳥の声もBGMとして聞こえ、自然に囲まれたステージそのもの。自然条件も揃わないとできない、おそらくたった一度だけのステージとなりました。
この日演奏された曲です。
1:鳥のさえずり
2:In a Sunny Place
3:An Impression of Brasil
4:Water Flow(Slide Show)
5:Forest(Slide Show)
6:Slow Stream
7:Summer Time
8:Mamas Song
9:Feel Colors(Slide Show)
10:Minas
11:Norwegian Wood
会場にはグループ写真展のメンバーも駆けつけてくれ、たくさん写真を撮ってくれました。
宮野寛子さん
コモブチキイチロウさん
中川京子さん
小川義文
主催者の高山信彦さん(左)と土屋勇磨さん(右)
写真:塩川千賀子さん
そして、夜はハーモニーハウス前のガーデンでBBQでした。
軽井沢ゴルフ倶楽部に隣接する森の中にある「ハーモニーハウス」。
アメリカ人音楽教育家エロイーズ・カニングハム女史が30年以上前に建てた青少年のための音楽ホール兼合宿施設です。設計はアントニン・レーモンドに師事した日本モダニズム建築の父、吉村順三氏。歴史ある名建築です。
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